進化する対話型検索!?

クエリに潜む検索心理を探るAI(ニューラルマッチングシステム)やBERTが進んでいるのか―。Googleはより検索意図に応える検索結果を返すようになることをThe Keywordで伝えてくれています。新しい検索順位云々ではなく検索結果の進化の話ですが、興味深いので和訳してご紹介します。

ふわふわ

対話型検索

Googleが目指している検索の形が対話型検索であるということは、私も何度もご紹介しています。Googleの中の人がセミナー等で都度そう言っているのを耳にしますし、一方で検索しない世の中にも対応しようとする方向性もあります(Discoverに代表される内容)。そんな中、改めてGoogleは言語理解能力を高めた仕様を発表しています。

対話型検索の新しい形

誰かと会話をしている時、同じ話題について連続的に複数の質問をすることってありますよね。もし、それらの質問をしている最中に、自分の話していることを突然相手が忘れていたら、変ですよね? Google検索でもつい先日まで同様のことは起こっていたのです。
多くのGoogle検索において、クエリとは一連の長い疑問の断片要素に過ぎませんが、だからといってGoogleは常時あるクエリから別のクエリへと文脈を引き継いで対応しているわけではありませんでした。特に次いだ検索の解釈が複数考えられる場合、検索結果のズレを感じ、それまで進めていた本題に対する答えが見つかるまで検索をやり直したこともあると思います。
今年になり、Google検索では、その人の直近の検索傾向から考えられる文脈を利用して、必要な情報にたどり着ける新しい機能が導入されました。その最新の言語理解機能のおかげで、より具体的に本題に沿った検索だったり、興味のある話題への案内だったり、その話題に関連する追加情報の検索だったりが容易に分かるようになりました。この理解力の向上によって、今の段階でどこまで役に立つのかをご案内します。

探しているものを理解する

例えば、きたる感謝祭に向け、あなたが様々な準備や調べものをはじめたとします。以前は、七面鳥のレシピを検索した後、その「carving(切り方)」と検索を開始しても本来の欲しい検索結果は得られず、せめて存在していた「七面鳥の切り方」というサジェストクエリさえも見逃していた場合、あなたにとって必要な検索結果に辿り着くことは無かったでしょう。

「carving」という言葉は多くの意味を持つクエリであるため、今まではGoogle検索結果のランキングでも一般的な説明解釈を返すようにしていました。しかし、今回の変更によって、ユーザーは七面鳥の調理や盛り付けについてより深く理解したいものだと判断し、検索結果ページのトップに提案機能を設けることで、実際に探していたものに辿り着けるようになりました。

あなたの探索をより簡単に

これらの新しい言語理解能力は、何かの話題を探している際にも機能し、その探求をより容易にすることが出来ます。
例えば、家族全員で楽しめる映画を探しているとします。「The Polar Express」や「A Christmas Story」などの家族向けのホリデー映画を検索していると、Googleは一貫して欲しているものを検知し、類似した映画のリストを表示して、より簡単に最適な映画を探すことが出来るようになります。

より多くの関連情報を表示

また、これら文脈理解によって、Googleはより関連性の高いフォローアップクエスチョンを表示させることができ、ある話題を徹底探索する上で、次のステップに進みやすくなります。
これらの機能を導入する前は「ナプキンファン(扇状に折ったテーブルナプキン)の作り方」と検索すると、Googleは「コーンナプキン(アイスクリームコーンのような形をしたナプキン)の作り方?」のような類似の質問を表示することで、追加の情報を発見するのに役立っていただけかもしれません。しかし文脈学習を利用することでGoogleは「布ナプキンで七面鳥の形を作る方法は?」のように、「他の人はこちらも検索」表示枠でさらに関連性の高い質問を表示することが出来るようになります。アップデートされた検索結果表示により、七面鳥のレシピを検索した後に関連性の高い情報を徹底することで、より早く理解を助け、感謝祭の食卓をワンランクアップさせることとなるでしょう。

Googleでは検索理解能力が常時向上していますので、祝いごとを計画中の方にとっても、テーブル準備に追われている方にとっても、必要な情報をいち早く知るお手伝いが出来ると願っています。

引用)The Keyword

ふわふわ

連動して検索結果に表示される仕様になった

要は「パーソナライズされた検索傾向から、連動したクエリに対してGoogleから意見してくれるようになった」ということですね。具体的には以下3点です。

  • その前の検索に連動した検索として“行動に基づく検索”を表示
  • その前の検索に類似した検索から共通点を見つけ、他の“検索クエリ関連”を表示
  • 検索に含まれる多様性を判断し“他の人はこちらも検索”を表示

これを対話型検索と呼べるかどうかは分かりませんが、少なくとも検索を受け身だけでは終わらせない、というGoogleの意思は感じます。私のように検索慣れしている人は自分で色々検索語句を考えられますが、検索慣れしていない人が低消費カロリーで検索したい場合には都合が良いと思います。もう少し精度が上がって、多様性が増せばますます使えるようになるでしょう。


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