Googleでは、米国現地時間9月10日、各ドキュメントを更新し、検索結果に動画を表示させない国を設定できるineligibleRegionプロパティを構造化データに対応した旨を発表しました。もともと動画を検索結果に表示する国を指定するregionsAllowedプロパティはありましたが、動画掲載を制限する国を指定するプロパティは無かったので、今回サポートするようになったという感じです。というわけで、そのご紹介をします。
Video markup accepts ineligibleRegion
What: Added the ineligibleRegion property to the video structured data documentation.
Why: Google accepts the ineligibleRegion property as another way to restrict a video.
動画のマークアップでineligibleRegionに対応
内容: 動画の構造化データのドキュメント内にineligibleRegionプロパティを追加しました。
理由: Googleは、動画を制限する方法のひとつとして、ineligibleRegionプロパティに対応しました。
どういうこと?
動画を掲載しているWebサイトページに動画の構造化データでマークアップする際、どの国のGoogle検索結果でその動画を表示させるか指定することが出来ます。それは、regionsAllowedプロパティを使って、ISO 3166形式で国を指定する方法です。例えば、動画を米国と日本のGoogle検索結果にだけ表示させたい場合、構造化データ内に以下のregionsAllowedプロパティを記述します。
原則Googleは動画を全ての国の検索結果で動画表示しようとしますので(もちろんWebサイトの配信国と検索対象国との親和性は最優先ですが)、表示させたい国をしていることもあるかと思います(国によって動画視聴に関する制限や法が異なると思いますので)。詳細は構造化データのドキュメントをご覧ください。
そしてこの度、そのregionsAllowedとは逆に“動画を検索結果に表示させたくない国”を指定するineligibleRegionプロパティが登場しました。これもregionsAllowedと同じような使い方をします。例えば、動画を米国だけ表示させたくない場合、構造化データ内に以下のineligibleRegionプロパティを記述します。
2ヶ国以上の場合は、上記regionsAllowedの例のように、[“国コード”, “国コード”]で追加していってください。詳しくはこちらの英文の動画SEOドキュメントにも説明されていますのでご確認ください。構造化データでの記述方法はこちらの英文の動画構造化データドキュメントに記載されています。
まぁ、余程じゃない限り使用することは無いと思いますが、一応情報としてご紹介しておきました。