先日、Googleのデジタルワークショップを学習している中で、ちょっと気になった情報がございましたので、ここで紹介してみたいと思います。
Googleデジタルワークショップとは
インターネット及びWEBサイト初心者に対して、Googleがビジネスや就職活動に役立つよう、無料で「デジタルマーケティング」を学習できるサイトページです。全部で89レッスンあり、それぞれの章でテストに合格していくとバッジが貰えます。そのバッジを全23個獲得し、最終試験に合格するとデジタルマーケティングが修了となり、Googleから認定証が発行される仕組みです。
既に業界で働いている人にとっては今さらな感じですが、意外と知らなかった情報もあるかもしれませんので、学習することをオススメします。
で、私にとっては実際に「おぉ…」という内容がございましたのでご紹介します。
ファイル名はSEO上重要ではない?
以前より、私はファイル名の設定に関して、内容を推察しやすいよう設定することを勧めておりました。これがSEO(≒検索ランキング上昇)寄与にどれくらい影響するのかは分かりませんが、私は色々な理由から推奨しています。
また、一方でファイル名はSEO(≒検索ランキング上昇)への影響はほぼ無いという情報もございます。これは実際にGoogleのJohn Mueller氏が発言しているようです。
引用)海外SEO情報ブログ内でのJohn Mueller氏の発言
引用)海外SEO情報ブログ
要は、URL名やファイル名に関しては、どんな内容にしてもSEOに影響があるわけではないよ、という話だと思います。私もURL名やファイル名に関しては、飽くまで管理者が内容を把握しやすいことを目的に命名方針を捉えていました。
ファイル名はSEO上も重要
しかし、今回のデジタルワークショップを学習している中で「検索エンジンによるウェブサイトの把握方法」というレッスンには以下のように記載されているのです。
これは、実践問題の回答と解説欄に記載されていた情報なのですが、基礎中の基礎を教えるはずの講習の中で、画像ファイル名が検索エンジンの助けになる旨が明記されていることが分かります。
この場合、ALTも含めて「“検索ランキング上昇”という意味でのSEOではなく、飽くまで“見つけやすさ”という意味でのSEOだよ」というのであれば理解はできるのですが…それにしてもこういう書き方をされては、「やっぱりファイル名はSEOに寄与するのではないか」という考えを抱かずにはいられませんよね。
やっときゃ良いんだよ
実際本当にSEOを考えるのであれば、アスキー文字じゃなく、日本語ファイル名の方が良いのではないか、等という疑問はちょっと話がズレますし、そこはファイル名であれば(色々な意味で)アスキー文字で設定すべきでしょう。
まぁ今回のような、この微妙なニュアンスの違いは理解しづらいかもしれませんが、いずれにしましてもファイル名は内容を推察しやすいものとし、それがSEO施策キーワードのテーマを形成する一助となることを(ほんのちょっとだけ)期待しても良いのかもしれません。
画像検索向けの施策とか、そういうわけではなく、とにかくファイル名はちゃんとオリジナルにしておきましょう、という話ですね。
ちなみに、今回ご紹介したGoogleのデジタル ワークショップ。業界関係社にはOJTのカリキュラムとして導入すると良いと思いますよ。