「いずれ日本にも・・・」という期待を込めての記事です。Google検索結果では、米国における大学の概況を知る機能が2018年6月から始まりましたが、それが2年制についても(日本でいる短大?)表示されるようになったと米国現地時間8月15日にThe Keywordで発表がありました。そのご紹介です。
大学のアウトラインを一定の切り口で知る
米国の大学では、4年制でも2年制でも詳細な大学情報を知ることができるようになりました。また、ユーザーニーズに合わせて大学情報を横串に紹介する機能も加わったようです。
大学選択を新しい検索機能で
夏も終わりに近づき、学生はそろそろ教室に戻ってくる時期になりました。高校生の多くは、卒業後の次のステップを考える時期でしょう。すでにどの学校に行きたいとか、費用がどのくらいかかるとか、頭にある生徒もいるかもしれませんが、多くの生徒は何から始めれば良いのか、またはどんな選択肢があるのか分かっていない状態だと思います。
昨年始めた大学検索機能によって、学生がアメリカの4年制大学の合格率や費用、卒業率などを含む情報へ簡単にたどり着けるようになりました。今年の大学検索シーズンの到来に合わせ、Googleでは、この大学検索機能に、新しく2年制大学と4年制の機関でも有名な資格やアソシエイトプログラム等の情報も含める機能へ拡張しました。この新しい機能によって、幅広い種類の学校や、多様な学問についてより簡単に調べることができます。
2年制大学について考える
アメリカの2年制大学についてモバイル端末で検索する時、その大学で提供されているプログラムや大学に通うために必要な費用などについての情報が得られるようになっていると思います。こういった2年制大学のプログラムに入学する学生の多くは家や地元の近くにいることが多いため、個人の状況に合わせて「あなたの場合いくら費用がかかるのか」をより具体的に把握できるよう、州内出身者用学費や、教科書や住居にかかる費用などの合計費用の情報も表示します。
大学選択についての新しい方法
もし選択肢をまだ絞っている状態なら、Googleのモバイルでもデスクトップでも利用可能な新しいツール(機能)により、研究分野や地理といった要素を基準に色々な種類の学校を探すことができます。「ジョージア州にあるホテルマネジメントの大学」のように検索して、「more」をクリックすることで大学のリスト一覧に飛べます。
この機能は、費用や卒業率、キャンパスライフなどの様々な特徴を比較し、ユーザーのニーズに最も適した大学を探すのに便利な機能です。また、特定の地域や距離、大学の広さや合格率といった項目からフィルタリングすることも可能です。
これらの機能は、アメリカ教育省のスコアカード(アメリカの大学情報検索サイト)や、高等教育総合データシステム(アメリカの大学についての包括的なデータセットのこと)といった公的な情報を利用しています。Googleは教育の研究者や専門家、NPO、高校のカウンセラーなどと協力して、学生のニーズに合わせてこれらの機能を開発しました。アメリカで本日からこの機能は利用可能になり、Googleはこれからも将来の教育機会のため、より簡単に便利に情報を得られるように新しい方法がないか探し続けます。
引用)The Keywordより和訳
実際に、米Googleで「University of washington」と検索すると以下のようなデータが出ます。
分かりやすく機能のスクロール部分だけ画像を足していますが、ここでは以下の9つの項目が案内されていました。
- 概要
- 合格率(学力スコア)
- 学費
- 専攻科目
- 卒業先
- 生徒数
- 各種ランキング状況
- 著名な卒業生
- 他にもこんな大学が検索されています
実際にご覧いただければ分かりますが、項目毎にグラフを使って分かりやすく定量的に紹介してくれています。これは学生には有難い機能ですね。
ぜひ日本にも
これからの機能は米国の大学が対象ですが、ぜひ日本にも導入してもらいたい機能ですね。高校生が自分の将来の目標に向けた切り口や臨むキャンパスライフ像に合わせて、適った大学リストを紹介してくれるなんて…25年前にこの機能があったら私ももっと進路の選択肢が広がったかもしれません(笑)。
いや~、世の中、本当に便利になりましたね。