先日、当ブログの「スマホのタイトル文字数について」と「descriptionの設定について」を現在のスマホ状況やGoogle状況に合わせて更新し直しました。そして今回はスマホの説明文(meta description)についてお話ししたいと思います。
スマホでの検索結果クリック率を調査してみた
「今後はSERPsに注目」でも触れましたが、現在のPCでのmeta descriptionに関しては240文字くらいまで記入しても、検索結果スニペットの説明文にしっかりと表記されるケースが多くなっています。私も今では、descriptionの推奨表記を200文字~240文字で提唱しています。
そして、今回はスマホでの検索結果からのクリック率で効果的なものを知りたくて、ちょっと調査してみました。
以下の検索結果をHTMLベースで作成し、各スニペットをクリッカブルにした上で、任意の人たちに気になるスニペットをクリックしてもらいました。そしてそのクリック率と文字数の関係性を検証しました。テキスト内容は任意で書いていますので、そういったものの影響もあるかもしれませんが、今回は飽くまでも文字数の見地で検証することを目的としていました。
面倒なので調査の詳細説明は省きますが、以下↓の5つのスニペットを用意し、各スニペットの順位をローテーションしながらクリックしてもらいました。
このブログで説明するにはちょっと縦長すぎますので、説明しやすくするために以下のように横に配置します。そうすると5つのパターンのスニペットがあることがお分かりいただけると思います。
それぞれ実際に存在するスニペットですが、左から以下のように定義付けたパターン化しました。
- タイトル20文字&説明文76文字
- タイトル16文字&説明文50文字
- タイトル27文字&説明文120文字
- タイトル27文字&説明文96文字
- タイトル16文字&説明文120文字
タイトルの文字数は16,20,27文字で、説明文は50,76,96,120文字で組み合わせたものですね。そして、様々な順序でローテーションしながらクリック率(CTR)を検証した結果が以下の順位付けになりました。
この結果をCTR順で5つを紹介すると以下の通りです。
-
1位:タイトル16文字&説明文120文字
2位:タイトル27文字&説明文120文字
3位:タイトル27文字&説明文96文字
4位:タイトル20文字&説明文76文字
5位:タイトル16文字&説明文50文字
意外と想像通りでしたが、つまり文字数だけに関しては以下のことが言えます。
- 基本的に文字数が多い方が画面占有率も上がりクリック率が高い
- タイトルだけは文字数だけでなく多少スッキリしていても良い
個人的推奨として
このことから、現在のスマホ(画面の大きさに関わらず)での説明文は多ければ多いほど良く、それが120文字程度に収まれば文章としても成立する、というのが私の見解です。そしてPCでの240文字表記という説明文も考えると、“meta descriptionの設定は、スマホを意識し120文字で一旦文章を区切り、240文字で全て収まる文章を設定することが望ましい”という暫定結論になりました。
もちろん、ここにライティング技術やページ単位でのオリジナル表記等も重要になってきますが、文字数だけで申し上げるとこんな形が現在の私の推奨事項です。ちなみにタイトルに関しては、検索結果に1行で上手く収まるような表記が望ましいのではないかと考えますが、これは画面の大きさに依存してしまいますので、今は推奨文字数に関して何とも申し上げにくいです。とりあえず「スマホのタイトル文字数について」をご参考ください。
稚拙な検証だけれども…
いかがでしたでしょうか?今回の調査は対象者の検索心理とか、外的要因を一切無視しているため、どこまで有用だったかは分かりませんが、少なくとも文字数が多い方が画面での専有面積も広くなるので良いということはお分かりいただけたと思います。
これからも引き続きこんな調査をしながら、ざっくりふわふわとご紹介していければと思っています。