GoogleがChromeでのHTTP接続セキュリティ強化に取り組んでいることをGoogleウェブマスター向け公式ブログで紹介していましたので、ここでも紹介しておきます。
SSL化の推進
とにかくGoogleはHTTPS化を推進していましたし、HTTPSページを優先的にインデックスしています。これからもどんどんSSL化の波を強化している中で、Yahoo!検索もSSL化したり、WordPressがSSL化したりと、あちこちでセキュリティ強化が遂行されてきました。私の周りでも法人サイトでHTTPS化していないサイトを見ないくらいです。もうかなり浸透しきっているのではないでしょうか。
そしてGoogle Chromeは今年の1月、クレジットカード情報入力ページやパスワード入力ページ(ログインページ等)がHTTPであった場合、URL表示バー部分に「Not Secure」と表示するようになりました。それから9ヶ月後、さらに「Not Secure」の表示範疇を広げていくとのことです。
新たに加わった仕様とこれから
前項でご紹介した2つの状況を整理します。
- HTTPページにデータを入力した時に「Not Secure」と表示
- シークレットモードでアクセスした全てのHTTPページに「Not Secure」と表示
分かりにくいかと思いますので、従来の「Not Secure」表示と今後の「Not Secure」を表にしてみました。
さらにGoogleではChromeのセキュリティ表示に関してはどんどん強化する予定です。
法人サイトにおいてはHTTPで運用するようなサイトページはもうほとんど無いとは思いますが、今後HTTPはどんどん肩身の狭い思いをしますので、セキュリティ体制を万全にしていきましょう。
たとえ閲覧者が少ないサイトページであろうとも、“不特定多数に発行するメディア”という認識で考えれば、SSL化は当然の話だと思います。