Googleは、米国現地時間11月27日にウォルトディズニーが広告配信におけるプラットフォーム「Googleアドマネージャー」を活用提携することになったと発表しました。少なくとも数年先まではGoogleの莫大な収益が見込めそうです。
どういう内容?
ウォルトディズニーでは、様々なチャネルネットワーク(メディア)を保有しており、ディズニーの他に、ABCテレビ、ESPN、マーベル、ピクサー、スターウォーズ…等様々なインタラクションを持っています。それらのデジタル部分における広告配信において、Googleのアドマネージャーを活用していくとのことです。
引用)blog.googleより意訳
日本では実感が湧きにくいですが、米国におけるディズニーのチャネルやエンタテインメントネットワークは膨大です。これらの広告配信管理をアドマネージャーで一元管理することは、Googleにとって非常に大きな収入源になるのではないでしょうか。とりあえず分かりやすいところで言うと、今年の初めに開始した会員制スポーツチャンネル「ESPN+」は今回の広告ビジネスの対象になるでしょう。
引用)VARIETYより意訳
引用)VARIETYより意訳
引用)VARIETYより意訳
こういう話を聞くと、ディズニーを捕まえたGoogle(というかアルファベット)のビジネス戦略はなかなかのものだと感じますね。
アドマネージャーって?
ところで、今回の提携商材となるアドマネージャーって何?って話ですが、メディア保有者が該当メディア内のあらゆるデジタル広告(バナーでも動画でも)を一元管理し、広告収益構造の改善PDCAを行えるツールです。AdSenseよりも主体的且つ独自的に追及できます。さらに、これをアナリティクス360と紐付ければユーザー行動に合わせた広告効果も検証できますので、ビッグデータを要するような大手メディアにとっては最適化しやすいツールというわけです。
今回のディズニーが活用するアドマネージャーは完全オリジナルカスタムでしょうから、何の参考にもなりませんが、ご興味のある方は設定方法から行ってみてはいかがでしょうか。