ChromeがHTTPに警告

Google Chromeがセキュリティを強化していることはお伝えしておりましたが、いよいよ非暗号化(HTTP)ページに対して、「Not secure」の警告が表示されるようになるそうです。

安全に

いつからどうなるの?

海外SEO情報ブログでもTechCrunch Japanでも報じてくれていますが、今年(2018年)7月に公開されるChrome 68のタイミングから、HTTPサイトに関しては「Not secure」の警告がURLバーに表示されるようになります。

HTTPSで配信していないページ、言い換えれば、HTTPのままで配信しているページには「保護されていない通信」のラベルがURLアドレス欄の先頭に表示されます。

引用)海外SEO情報ブログ

もう(ちゃんと運用しているであろう)ほとんどのサイトがHTTPS化はしていますし、無料でHTTP化できるLet’s Encryptのおかげもあって、仕事で出会うHTTPサイトページは見かけなくなりましたが、それでも個人的に利用するようなサイトページでは見受けられたりします。

近く公開されるアップデートからは、入力フィールドの有無に関わらずHTTPサイトすべてが「安全ではない」と識別されるようになる。

TechCrunch Japanより

デベロッパーにもメッセージは届いている。Googleによるとウェブサイトのトップ100のうち81のサイトが標準でHTTPSを使用しており、Chrome OSおよびMacではChromeのトラフィックの80%が、Windows版Chromeでは70%がHTTPSを使用している。AndroidのChromeでは68%だった。

引用)TechCrunch Japan

そこまで検索順位には影響しないものの…

以前シマンテック傘下のSSLをChromeが失効する話をした際にもお伝えしましたが、簡単に言えば、HTTPとHTTPSの違いは一定の基準値のもとでファイルが暗号化されているかどうかです。つまり、セキュリティ面の話です。

セキュリティがしっかりしていないサイトページはユーザーの不安を煽ります。ユーザーの不安を煽るようなサイトページであればGoogleは検索順位に多少影響させるべきだと考えているため、若干検索順位に影響します。しかし、目に見えて検索順位に影響するものではなく、「HTTPよりHTTPSの方が優先されやすい」程度で捉えて良いと思います…今は。

でも、そもそもURLバーに思いっきり「安全じゃないよ」的な記載をされれば、ユーザーもあまり長く滞在しようと思わないのではないでしょうか。私はそういう観点からも、HTTPS化を積極的に行っていくべきだと考えています。まだの方は是非!

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